実態調査 Science Education
令和3年度は、令和2年度の実態調査を踏まえて全国の知的障害特別支援学校高等部へアンケートを送付し調査をしました。その結果が以下の通りです。
令和3年度の調査
Q1.貴校高等部における「理科」の授業について、あてはまるものを1つ選んでください。
| 回答 | 割合 |
|---|---|
| 「理科」の時間を設けている(教科別の指導として位置付けている) | 38.1% |
| 「理科」の時間は設けていないが、合わせた指導の中で実施している | 61.3% |
| その他 | 0.6% |
Q3.「理科」の授業を担当されている先生について、あてはまるものを1つ選んでください。
| 回答 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 「理科」の免許を有している※ | 43名 | 74.1% |
| 「理科」の免許は有してない | 14名 | 24.1% |
| その他 | 1名 | 1.8% |
Q4.「理科」の授業では、これまでどのような内容を扱いましたか?
| 内容 | 割合 |
|---|---|
| 人の体のつくりと働き | 88.1% |
| 天気の変化 | 88.1% |
| 植物の発芽、成長、結実 | 79.7% |
| 水溶液の性質 | 69.5% |
| 物の溶け方 | 61.0% |
| 電流の働き | 59.3% |
| 動物の誕生 | 55.9% |
| 電気の利用 | 55.9% |
Q10.「理科」の授業の中で生徒に身に付いたと思う力について、ご自由にお書きください。
テキストマイニング(ユーザーローカルのAIテキストマイニング)を使用し、 スコア順で出力。青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞
Q14.知的障害特別支援学校において、理科教育を実施する上での課題として、どのようなことが考えられますか。 ご自由にお書きください。
| 課題 | 件数 |
|---|---|
| 教材、器具、実験室不足 | 70件 |
| 専門(専科)不足 | 50件 |
| 実態、理解の差が大きい | 31件 |
| 生活に即して、実生活に役立つ | 15件 |
考察
対象を全国の特別支援学校へ拡大した本調査では、約4割の学校が理科を教科別の指導として位置づけており、その中の約7割が「理科」の免許を有している教員が授業を担当していることが分かりました。一方で、理科教育を実施する上での課題として、「教材、器具、実験室不足」に次いで「専門(専科)不足」が挙がっており、前回調査と同様に専門性の担保は大きな課題の1つとなっていました。以上の結果を踏まえると、比較的入手しやすい器具等を活用し、理科教育の専門性に基づいて実施された実践事例の提案が必要であることが分かりました。
令和2年度の調査(前回)
【回収率】69校/196校 35.2%(普通科、専門学科含む)
Q1.「理科」の授業について
| 回答 | 割合 |
|---|---|
| 「理科」の時間を設けている | 53.6% |
| 合わせた指導の中で実施している | 39.1% |
| その他 | 5.8% |
Q2.授業で扱ったことのある内容
| 内容 | 割合 |
|---|---|
| 人の体のつくりと働き | 91.9% |
| 天気の変化 | 91.9% |
| 植物の発芽、成長、結実 | 70.3% |
| 生物と環境 | 62.2% |
| 月と太陽 | 56.8% |
Q7.「理科」の授業の中で生徒に身に付いたと思う力(自由記述)
テキストマイニング(ユーザーローカルのAIテキストマイニング)を使用し、 スコア順で出力。青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞
Q11.理科教育を実施する上での課題(自由記述)
| 課題 | 件数 | 主な記述 |
|---|---|---|
| 教材、器具、実験室不足 | 30件 | 実験や観察に必要な器具が不十分、実現可能なものが限られる。 |
| 教材、器具、実験室不足 | 20件 | 専門教科担当が少ないため専門的知識が乏しい。 |
| 実態、理解の差が大きい | 17件 | 生徒の実態が異なったり、小中学校や学部で理科を学習した人としていない人での学力に差がある。 |
| 生活に即して、実生活に役立つ | 14件 | 内容理解も大切だが、経験に基づく実生活に役立つように理解を深めていくことが必要。 |